書き溜め漂流記

食後すぐ横になるのが好きな人間の毎日。メランコリックと共存しています。

写真を撮る撮らないの話

久しぶりにパソコンを触ったような気がする。

 

 

2、3日少し電子機器から離れて、ゆったりと過ごすようにしてみた。

 

 

 

しかし現代人なので(?)仕事の話が来ていないか気になって携帯はチェックしてしまう。

 

どこか遠くに1週間ほど無縁な生活をしたいが多分無理だろうな。

 

 

 

 

数日前、知人と食事に出てこんなことが話題に上がった。

 

食べ物の写真を撮る撮らないについてだ。

 

 

私はどちらかといえば基本毎回は撮らないが、特別な写真や誰かに送るときは撮ったりする。

 

 

人によってこれは違うと思うが、毎回必ず撮る人もいれば、絶対撮らないという人もいる。

 

たまに一眼レフフル装備で撮影をしている人を見かけると、有名なSNSのレビュアーさんなのかなとか、ブロガーさんかなとか、ついつい考えてしまう。

 

 

 

まぁ最近は携帯のカメラがいいので誰でもかなりよく撮れる。

 

確かにこういった写真は見返すと楽しい。

 

どこで何を食べたとか、これは美味しかったとか、また食べたいとか。

 

少し前に書いたうなぎの話の写真。

私はうなぎに至っては必ず毎回撮っている。

 

 

なぜか。

 

 

写真を見てそれをおかずに白飯を喰らうためだ。

 

私は想像力が豊かな方なので割となんの食べ物の写真でもいける。

 

最近はデリバリーやテイクアウトが流行っているのでポストに色々な飲食店の知らせが入っていることが多い。

 

それを見ながら

 

 

よし!きょうは肉だ~~!(ハンバーグとか焼肉とか唐揚げとか)

 

とか

 

 

きょうは寿司じゃ~~!!!

 

と楽しい日々を送っている。

 

 

 

 

文字にして読んでみると悲しい

 

 

 

いつか挑戦してみたいのは、白飯を持ってうなぎ屋に行き

その匂いでご飯を食べるということ。

 

「匂いだけで食べれちゃいそう」

 

という言葉をよく聞くが、実践したことがある人は少ないだろう。

 

私も画像ではあるが匂いだけでいただいたことはない気がする。

 

ということで近いうちにまずは家の中でいい香りを立ち込めてやってみたい。

 

 

 

話がずれたが、私は絶対何があっても撮らないと決めている食品がある。

 

 

それは揚げ物だ。

 

 

特に、カウンターで食べる天ぷら。

 

滅多に行くことはないがカウンター天ぷらは目の前で揚げ油が弾ける音がしたり、家では楽しめない料理なのでとても楽しい。

 

見た目も食材の色が見えるくらいの衣できれいにあげられるために画像に収めておきたい気持ちもめちゃくちゃある。

天ぷらの断面なんかも素敵だ。

衣と食材の層になっているところを見ると幸せな気持ちになる。

 

 

が撮らない。

 

 

揚げたて命だから。

 

もうそんなの撮っている暇があれば、さっさとあっつあつの天ぷらを口に閉じ込めたい。

 

天ぷらは数秒が命取りになると勝手に思っている。

 

それをいつまでもキャーキャー言いながらいろんな角度で撮っていたらもったいないと思ってしまう。

 

また、一品一品テンポよく出されることもありその合間に撮影という行程を入れたくない。

 

出される→ハフハフしながら食べる→ふは〜と言いなが味わう→冷たい飲み物で口内を冷やす→また食べる

 

この繰り返しをずっと続けたい。

 

 

串カツもそうだ。

 

串カツに関しては肉眼でも中身がなんだかよくわからないことが多いのに、写真で撮って後で見返してもきつね色の何かということしかわからない。

 

であれば私は猫舌ではないので、すぐに食べてしまいたいのだ。

 

 

あとは卑しい人間なので食事時は、すぐ食べたいという欲がいつも勝っている。

 

そんなこともあって食事は割と集中して楽しみたい。

 

 

ちなみに友人は全くと言っていいほど撮らないが、いつもいつも撮る人は気になってあまり一緒に食事したくないとのこと。

 

私はどっちでもいいが、いつまでも食べないレベルの人はちょっとなぁ…という程度。

 

 

いつまでも食べないどころか、以前もっと迷惑な人と食事したことがある。

 

ある人と食事をした際のこと。

私の注文したものも一緒に写真に収めたいというので、了承して対面の人の方へ皿を寄せた。

 

 

撮るとしてもせいぜい2、3枚だろう。

 

 

撮る様子をじーっと見ながら待っていた。

 

 

 

 

 

しかし皿は一向に帰ってこなかった。

 

やれ角度が、やれ光の当たり具合が、端っこに指が入った、皿の油が×◯@⭐︎☺︎△!…

 

 

 

私は心に決めた。こいつとは2度と食事をしない、と。

毎回これだと地味にストレスがたまる。

一緒に撮りたいというのを拒絶するのもなんだかなぁ言いにくい気もする。

(それ以外では普通の人なんだが。)

 

 

ここまでの人はそうそういないが、さすがに温かいものがすぐ食べられないのは辛すぎる。

 

 

食べ物の写真撮る撮らない論争はしばしばSNSでも話題に上がるので面白い。